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現場調査
5月の終わりに「ちょっと手伝って」といった感じでお願いされた病院の設計のやり直し。

途中で、隊員総会というJOCVの一大イベントと健康診断があって1週間ほど職場に出れずに、先週職場に戻ってみると、なんと「今週中に終わらしてね」とPDに朝一で言われる羽目に。

もちろん、割と大きな病院なので1日や2日で出来るわけもなく。
元の設計もかなりあちゃーといった感じなので当てにできず、そして最大の難題がけっこうな傾斜面に建てるということなので、それをいかに処理するかという大きな悩みの種があり頭を抱えていたわけです。
そうは言っても、これをやるのが自分の役目なのでどうにか案を搾り出して打ち合わせしたら、「こっちの方が景色が良いから病室はこっちにしろ」だとか「風がこっちから吹くからそこをよく考えろ」だとか言われてチンプンカンプン。

そりゃーまぁ敷地図はもらってましたが、そんな事までの表記があるわけもなく、元の設計にもそれを意識して設計された痕跡も無かったと言ったら言い訳がましいですが、とにかく行ったことも無いところの話しをされても分からないので、

  「現場を見に行きたい」

と言ったところ、
 
  「見に行ってないの?行ってきたらいいよ」

とあっさり言われたので、水曜日にさっそく行ってきました。

敷地1


場所はティンプーから車で2時間くらいのプナサンチュというところ。
敷地がある場所は、川沿いの山を削ったばかりの荒々しい道路の先にあるリバービューの眺めの良いとこでした。
そうはいっても、開墾したての山。
敷地図で見てた通りけっこう傾斜のきついとこでした。
だいたい、平均すると1/2勾配くらいです。

敷地2

敷地3


それでも、ここがこの敷地の中では一番傾斜が緩い所で、ここ以上の所は無さそうなのでしょうがないのかなという感じです。

  「なかなか傾斜がきついね」

と同行した同僚に言ったら、

  「ブータンじゃどこでもこんなもんさ」

と、まぁ山岳国としては当たり前のこととして返されるわけです。

そんな感じで敷地を見た後は、昼飯を食べてオフィスに帰るというのが日本の“普通”ですが、ここはブータン、そんな普通は通用しません。

行く前から「お寺に行くぞ」と言われていたので、帰り道にどこかに寄るのかと思いきや、ティンプーへ向う交差点の角を逆方向に曲がってぜんぜん違う方向へ。


そしてたどり着いたのは、子宝に恵まれるというご利益があるので有名なお寺「チミ・ラカン」
「ラカン」とはお寺のことを指します。
男5人(内独身4人)でお参りです。

チミ・ラカン

水田に囲まれた小高い丘の上にある風光明美な場所に建っていて、正面に大きな菩提樹があったりしていい雰囲気を持ってるラカンです。

本堂の中では特別な鉄製の弓とポーでブレッシングを受けます。
ちなみに、本堂の中は写真撮影禁止なので写真はありません。
なので、ポーって何と思われた方はぜひブータンへお越しください。

これで帰るのかなと思いきや、今度はさらに遠くへ車を走らせて着いたのが山の中腹にあるラカン。
名前を聞くのを忘れました。
車から降りて、歩く事30分。
同僚いわくかなり特別なラカンだそうです。

P6020806.jpg


中は3階建てで、一番上の金色のところまで内部階段で上がっていけます。
各階には祭壇があり、その都度お賽銭とお祈りを捧げていきます。

最上階から見える景色がこちら。

水田


山と川、棚田と畑、これぞブータンといった感じの風景が眼下に広がります。

ちなみに、このラカン、文化局というブータンのお寺の建設を取り仕切っている部署にる日本人の方が設計したそうです。
元JOCVで今はブータン政府に直に雇用されている方だそうです。
(現在もJOCV1名が同部署に派遣中)

こんな感じで、現場調査30分、その他のお寺参拝に午後いっぱいかけての遠足が終わりました。
一日がこんな感じで緩やかに過ぎていきます。
もちろん、ティンプーに帰ったころには就業時間の5時を過ぎていたので、直帰でした。

次の日、朝早起き(4時)をしてプランを練っていたのはやはり日本人の性なんでしょうか。。。


※おまけ
先日手に入れたレンズでジオラマ風の写真を撮ってみました。
とは言っても、ぜんぜんうまく撮れてませんが。
今後もっと練習して良い写真が撮れるようになりたいものです。

ジオラマ風(失敗)
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[2010/06/07 01:21] | 建築 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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