上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書く事で広告が消せます。 |
広島でお世話になっていた方のブログで紹介していただいたみたいです。
ありがとうございました。 いまとても注目されている若手の建築家で、とても才能の溢れる方です。 これからどんどん活躍されると思います。 ●FUTURE STUDIO 小川文象 http://www.futurestudio.jp/index.htm みなさんもぜひチェックしてみてください。 というわけで、本職の建築の方に見ていただいても大丈夫なようにようやく建築らしい内容を。 ブータンの建築には他の国では見られない特徴がたくさんあります。 今回は、その中でも特に外観の特徴を紹介したいと思います。 1.屋根は全て勾配屋根 ・切妻もしくは寄棟が基本です。たまに入母屋も見かけます。 ※切妻:板を半分に折って乗っけたような2方向に勾配のついた屋根。日本でも一般的な家に多く使われています。 ※寄棟:四方に勾配がついた屋根。洋風の住宅やちょっと高級そうな住宅にもよく使われてます。 ※入母屋:日本の農家に多く見られる屋根。切妻と寄棟を合体させたような形。 2.屋根の色は緑かオレンジ ・これは建築基準法みたいなもので決まっているそうです(もしかしたらティンプーだけかも) ・基本的には緑が一般の建物でオレンジは寺院や城砦などで使われています。 ・最近はコスト削減のため無塗装のシルバーの屋根もあります。 3.屋根の素材はCGIが基本 ・CGIとは平たく言えばトタンです。なので、無塗装だとシルバー。 ・すごくと古い建物は板葺きで石が重石で乗ってます。(日本昔話に出てくるような家の屋根) ・たまに石を割って作られたスレート葺きの屋根も見かけます。 4.外壁はブータン意匠を使わないといけない ・細かくはまた今度書きますが、基本的にブータンらしいディティールを使わないといけません。 5.窓や扉などの開口部はブータン意匠を使わないといけない ・これはどんな小さな窓にも使われています。 ・バラックのような小屋でも使ってます。 6.建物は基本的に5階建てまで ・いろいろと抜け道がありますが、基本はこうなってます。 ・たぶん、町並みの保存が目的だと思われます。 このような特徴を踏まえて、ティンプー市内の建物を見てみましょう。 ![]() これは古い形式で立てられた住宅です。 3階の正面側壁面の装飾がブータン意匠です。 全ての窓にもブータン窓が使われています。 続いてこちら。 ![]() メインストリートにある複合オフィスビルです。 比較的新しく大きな建物ですが、外観は先ほどの住宅とあまり変わりません。 最後は、ブータンの高層ビル群。 ![]() 近年、ティンプーは開発が進み、このようにどんどん大きな建物が建ってます。 でも、全ての建物が1~6の特徴を持っているのが分かりますか? このように、デザイン上の制約の多いブータンですが、地方によってはその土地に合わせた違ったデザインの建物もあるので、追々紹介していきたいと思います。 というわけで、またのご来店をお待ちしております。 スポンサーサイト
|
身に余るご紹介どうもです!
しかしブータン意匠の住宅面白いね~。 色んなヒントがありそう。 高層?ビルの無作為に乱立した感じも新鮮だね。 またブータン意匠の内部空間の写真もよろしく! |
|
| ホーム |
|