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南方遠征記 ゲドゥー偏 その3
ゲドゥー偏は今回で最終回。
っていっても、初めて見る人はこれが一番初めに目に入るんですよね。
というわけで、下のほうに「その1」があるので、ここは飛ばして下から読んでみてください。
「その1」から読まないと訳のわからない事になるというわけでもないですが。


今回は、現場で見つけた不思議なもの特集。
いろいろあります。さすがブータン。


まずはこれ。

P8141170.jpg


大工さんの道具です。

スコヤがあったのがちょっとびっくり。
なのに、直角が出てない所のほうが多いのもびっくり。
ノミはどこでも使ってるんですね。
このノコギリはアサリがついてましたが、ティンプー市内で買ったノコギリには無かったです。
なので、木材を切るときには苦労しました。
自分でやれってことなのかな?


トイレの横の浄化槽的な物。

P8141180.jpg


ここにいったん下水を貯めて上澄みを流し、固形物はいっぱいになってたぶん人力で汲み取ります。
自然環境のことも考えてます。


理科室の机。

P8141174.jpg


日本の学校にもよくある流しとガスがついたあれです。
ここでは、現場打ちで作っちゃいます。
机の表面はモザイクタイル。
なんとも豪快な感じです。
一応、配筋はしているそうです。シングルで。


夜中、現場内を大暴れするして騒音を撒き散らす暴走族。

P8141160.jpg


日本では見たことも無いカブトムシでした。
これの他にでっかいクワガタもいました。
名前を知っている人がいたら教えてください。
こいつら、かなりうるさいそうです。


けっこういろいろありましたが、日本の援助が入っている現場だけあって、ブータンの中ではかなりちゃんと管理されている方の現場でした。
「これで?」
と思われる人もいるかもしれませんが、これが今のブータンの現状といったところでしょうか。

まだまだ問題山積みなブータン建築業界ですが、これから先少しづつ改善していってほしいなと思う次第であります。

それでは、次回は国境の街プンツォリン偏でお会いいたしましょう。
[2010/09/09 22:51] | 建築 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
南方遠征記 ゲドゥー偏 その2
続きまして、その2。
今回は、校舎の裏手にある宿舎関係。


こちらはまだ屋根がかかっていないものが多く、屋根の架構がよく分かりました。

P8141196.jpg


屋根をかけた直後がこんな感じ。

P8141185.jpg


おじさんは、床を研磨中。
日本では30年くらい前に建てられた学校でよく見かける、研ぎ出しの床仕上げを今でも使っています。

ここは、講堂となる建物の内部。

P8141194.jpg


ここに架けられる屋根のトラスです。

P8141190.jpg


赤いのはサビ止めを塗ってるんじゃありません。
サビてるんです。
でも、このまま使っちゃうところがインドスタイル。
構造的にも材料的にも大問題な気はしますが、これでいくんです。


間仕切りの電気配線。

P8141200.jpg


まぁこんなもんです。


写真全般の背景が白っぽいのは霧が濃いからです。
っていうか、霧というより雲の中。
ちょうど、南から来た雲がぶつかるのがこの辺らしく、ゲドゥーの体育隊員曰く、

「雨季の時は、1ヶ月お日様を見ない」

そうです。
体育隊員なのにご愁傷様です。

そんなわけで、次回でゲドゥー偏は最終回。
お楽しみに。
[2010/09/09 22:29] | 建築 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
南方遠征記 ゲドゥー偏 その1
この1ヶ月でティンプーから南へ下った街へ行くことが3回あったので、そのレポートを。

まずは、ティンプーから車で5時間くらいの街ゲドゥーから。
といっても、目的地はこの街から少し先に行った場所にあるパクシカという場所。
ゲドゥーも含めてこれらの街は、水力発電の開発のために造られた街で、ゲドゥー周辺の開発が終わった後に、このパクシカの開発が始まったそうです。

ちなみに、ゲドゥーにはブータン国内有数の豪華な設備を誇る小・中高等学校があり、現在体育隊員が活動しています。
この時期は、雨季のため道の状態が非常に悪く、物資が乏しいため、

「芋しか食ってねー!」

との緊急連絡を前日に受け、野菜や卵などをお土産に持って行ってあげました。


そんなことは置いといて、今回見学した現場は、やはり発電所が造られている周辺の開発を進めている中の学校を建設するプロジェクトの現場です。
JICAの関係機関から建設資金が援助されていて、プロジェクトの担当者の方の現場視察に同行させてもらいました。

思ったより写真がいっぱいあったので各写真の解説をメインにして数回に分けて記事にしていきます。

まずは、現場の全景から。
斜面地なので、校舎が分けて建てられています。
この後ろ側に学生の宿舎やホールなどが建てられています。

P8141136.jpg


だいたい全ての建物の躯体工事は完了し、校舎関係は内装・外装の作業をしていました。

P8141142.jpg


ブータン建築で特徴的な窓です。
ここの現場では、プレキャストの窓枠を使ってました。
これが着色前。

P8141150.jpg

下塗り後。手作業で塗っていきます。

P8141148.jpg

この上に、青とか白とかで模様の形に合わせて模様を塗っていきます。


躯体に組み込む前のがこちら。

P8141162.jpg


これひとつで、現場作業員さんの1か月分の給料くらいするそうです。

手すりも現場打ちで造っちゃいます。

P8141167.jpg

P8141165.jpg


下の段に入れる幕板みたいなのももちちろん(?)型で作ります。

P8141188.jpg

P8141189.jpg


室内はこんな感じ。

P8141161.jpg


この壁、RCで一体として作ってるっぽいですが、レンガ組です。
仕上げ作業の順番がよく分かるのがこの写真です。

P8141153.jpg

レンガ→下地→中塗り→上塗り→仕上げ(ペンキ)
となってます。

ブータンでは、材料的な問題やコストの問題で壁はRCで作りません。
そして、積んであるブロックやレンガの間には鉄筋が入りません。
見ての通りのモルタル詰め程度。
なので、プロレスラーがドロップキックをしたら倒れちゃうかもしれませんね。


日本感覚からいうと驚きと恐怖の連続の現場ですが、途上国ではこんなもんといえばこんなもん。
こんなのばっかりなんで、慣れちゃいますね。
たぶん、日本から旅行で来た建築関係者の人が見たら、怖くて建物に入れないかもしれませんね。

というわけで次回に続く。

[2010/09/09 22:13] | 建築 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
この道をいけば
どこへ行くのか分からなかったのが、ティンプーにある国内最大の病院JDWNRH。
王様の名前を冠した国立病院で350床の病室と、内科・外科・歯科・耳鼻咽喉科の他に、MRIや透析室といった国内では唯一の設備をもった総合病院です。

設計時期や着工がいつだったかは詳しく知らないのですが、少なくとも5年前くらいからの計画で、いまだに竣工にはいたっていない未完の大器です。
といっても、後は室内の工事や設備の設置、外構などの残工事という感じですが。

その他の細かいところはまた次回においておいて、この病院で活動する看護隊員からしょっちゅう言われる文句がいくつかあって、その一つが、館内が迷路みたいでどこに何があるのか分からないというもの。
実際、これはオフィスのカウンターパートや上司も認識しているらしく、かなり使いづらいというのはどうやら周知の事実のようです。

そういった苦情のおかげか、そもそもそういう予定だったのか(いまだに未完のため)、館内案内図を作る仕事が3ヶ月くらい前に回ってきました。
実は、元々他のスタッフがやるように言われていた仕事だったのですが、ブータンには館内案内図というものがほとんど、いや一切見たことが無く、もちろんそのスタッフもどうしていいか分からなかったので、自分にお鉢が回ってきたというようなことです。

とはいっても、その人のスキルアップのためにと思い、アドバイス程度にしようかと思っていたら、あまりの出来なささに結局ほとんど自分がやってしまうことに。
そして、出来上がったデータを渡して、チェックしてねと言った後、何事も無く過ぎていくこと3ヶ月。
なんと、いつの間にやら病院の玄関に見たことある敷地案内図が!
そう、知らぬ間に完成してました。

写真0815-1


そして、各階にも設置され。

写真0815-2

GROUND FLOOR

写真0815-3

1st FLOOR

写真0815-4

2nd FLOOR

あと2層ありますが、割愛。


よくよく見てみると、なんだか違和感。なんか自分が作ったのと違う。
色が違う。色が飛んでる。
たぶん、サンプルを作ってチェックしたわけでもなく、業者の人もそのままやっちゃったのではないかと想像してしまいますが、どうだったんでしょう。
どうあれ、出来上がりはちょっと微妙。
こんなことなら、もっと積極的に関わればよかったと少し後悔してます。


とは言っても、これが設置されたことにより、看護隊員からも分かりやすくなったと言われ、文句の種も一つ減ったことは喜ばしいことです。
これで、アントニオ・猪木が来ても「バカやろー!」とビンタを食らうことはなさそうかな。
病気で不安な気持ちを抱えたままで病院内迷子になる人が少しでも減ってくれればと思っています。


そんなわけで、記念すべき(?)ブータンで初の形になる仕事がひっそりと完成されました。

写真0815-5


どんな物であれ、こうして使ってもらえてるところを見るとやっぱり嬉しくなりますね。
[2010/08/15 20:01] | 建築 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
引越し-3
しつこいですが、これで最終回。

写真がアップできるという技を得たのをいいことに、新しいオフィスのディティールを紹介(?)します。

まずは前回ピンボケしてしまった自分のデスク。

写真0808-6


ただただ雑然としてます。
パーティションに貼ってるのはJICA WORLDという機関紙みたいな雑誌についてる世界各地の写真を使ったポストカードです。

次は、席の後ろに貼ってあるJICA BHUTANオリジナルカレンダー。

写真0808-5


ブータンで活動中のJOCVとかSVとかが職場の風景と共にのってます。

そして、カウンターパートの後ろに飾ってある5代国王の肖像写真&英語の格言。

写真0808-4


国王の写真はどこのオフィスでも飾ってあります。
時には歴代国王だったり。
英語の格言は「今日できる仕事は今日やろう」的なやつだったと思います。

打合せ中のカウンターパートと病院の先生などなど。

写真0808-3


その上で回っている天井扇。

写真0808-8


天井が低いのでサーキュレーションというよりも扇風機です。
機械部分は天井内に入ってて、大丈夫なのかな?と思ってしまいます。

鉄工所作成っぽい荒業のパーティション。

写真0808-10


元あったRCの柱をぶった切って作られたのであろう鉄骨柱一体パーティション。

写真0808-12


電気のエンジニアの部屋

写真0808-2


トイレ

写真0808-1


ブータン式トイレです。

オフィスの入り口。

写真0808-7


廊下に面して、ガラスを入れた開口を取ることで廊下を明るくするといった手法がよく使われてます。
サボってパソコンゲームをしてるのが丸分かりなんですが、そこはご愛嬌ということで。

新しいオフィスが気に入ったのか、ネコも遊びに来ました。

写真0808-11



というわけで、こんなところでそこそこ快適に働いてます。

お近くにお寄りの際は是非遊びに来てください。
[2010/08/08 21:37] | 建築 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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